2014年イチロー選手は試合前のキャッチボールでカーブを投げるようになりました。
それはなぜなのでしょうか。
今回は、それに加えてイチロー選手の名言「小さなことの積み重ね」にも注目していきます。
夏ごろから投げるようになったカーブ
とある練習でイチロー選手は、
キャッチボール練習中
練習のパートナーに60メートルほど先に
座るように指示します。
そして、イチロー選手が投じた球は
見上げるほど高い球でした。
一見すると投げ損なったように見えますが、その投球は
相手の胸に構えられているグラブに
綺麗な弧を描き吸い込まれていきます。
このカーブ投球についてイチロー選手は
「遊んでいるだけだよ」とコメントします。
しかし、その技術は遊びというにはレベルが高すぎますね。
プロレベルでも60メートル先に変化球を正確に叩き込める
選手というのは限られてくるのではないでしょうか。
イチロー選手はそれを難なくこなすのです。
イチロー選手がカーブを投げる理由
イチロー選手はなぜこのような
「遊び」をしているのだろうか。
それを考えてみると、
イチロー選手の「野球が上手い人でありたい」
という意識が見えてくる。
高校野球にて高校生の
山なりカーブが話題になった時、
イチロー選手は
「あれって技術がいることだから、みんなができることじゃない」
とコメントした。
そのことを考えると
イチロー選手は自分には技術があると確認し、
さらに野球に対する技術を深めるために、
カーブを練習したのではないでしょうか。
イチロー選手は他にも投球練習をしていた。
イチロー選手が投げる変化球は、
スライダー、スプリット、カーブなどと
外野手の彼からしては
かなり多彩な球種が投げられます。
そしてその球速は140キロを
超えているという情報も入っています。
2014年には、イチローがピッチャーとして
マウンドに立つかもしれない
という可能性もあったといいます。
イチロー選手にとっての「野球が上手い」とは
打球、走塁、守備、投球全ての技術がそろって
完成するものなのではないでしょうか。
イチロー選手のプロとしての
意識の高さが垣間見えるのではないでしょうか。
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イチロー選手の名言
イチロー選手は
「小さなことを積み重ねることが、
とんでもないところへ行く
ただ一つの道だと思ってます。」
という風に言っている。
先ほどのカーブの話も、
このイチロー選手の名言の中の
「小さなことの積み重ね」の一つ
なのではないでしょうか。
外野手としては必要なさそうにも思える
カーブ、スライダー、スプリットなどの変化球の技術。
しかし、イチロー選手にとっては
「野球をうまくなる」ためには、
投球に関しての技術も
一つ一つ積み上げていっている
のではないでしょうか。
イチロー選手が素振り、スローイングやストレッチ
などの基礎の基礎を
少年野球の頃から徹底して来た
ということは有名な話です。
そういった昔からの積み重ねの上に
今年の変化球の練習が積み重なって、
今のイチロー選手のような圧倒的な
総合力を持った「プロ野球選手」が
生まれているのだと思われます。
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